ガンパレード・オーケストラ 白の章
「咲良&亜美(サクラサク108)」

今回はガッツリSSを書きたかったので、絵はその挿絵。

ゲーム内とはいえ、流石に雪景色ばかり見てると(寒いの苦手)
緑色が恋しくなるこの季節!!w

サラ亜美を「GPO緑」に転属させようと目論んでいるものの・・・
なにぶんプレースピードが遅いのでいつになることやら;

そんなわけで、こっちで先取り春モード!

今回のSSは、前の「咲良&亜美(続いてく空)」「咲良&亜美(小さい春)」
・・から続く、青森に残ったまま季節が進んだ・・・“ウチの108”のif展開
(キャラ設定はゲーム+アニメ+個人的主観のミックスです)


勝手に新シリーズ『ガンパレード・オーケストラ 白の章 in 春』




<SS>

4月下旬・・・『教室』。


頬杖をついて、窓の外の満開の桜を眺める咲良・・・

ふと、何かを思いついたのか

ノートにスラスラと文字をつづりながら、心のナレーション・・・


 咲良(―――・・・先生、青森にも桜の季節がやってきました・・・)

 咲良(仰っていたように、とても綺麗です。
    先生にもこの桜を見せてあげたかった・・・――――――――――)





 空先生「・・・・・石田ぁ〜、先生はまだ生きてるからな〜;」

 咲良「!?」

ハッ!?と我に返ると、教壇から呆れ顔の空先生・・・

 空先生「・・・声、出てたぞ;」
 咲良「えぇっ!?/////」ガタッ!


 亜美「クスクスクスw、小隊長殿ぉ〜w」
隣の席の亜美が堪えぎみに笑い・・・

続けてクラス中に拡散・・・・・それに便乗して私語も溢れる・・・

 彩華「・・・・・・・プッ!w、アッハハ!!w」←ツボった
 乃恵留「な〜にやってんだか・・・」やれやれ

 真央「うん、石田ファンタジア・・・」
 愛梨沙「アンタがそれ言わないでよ;」

 岩崎「さすが咲良ちゃん♪、おもしろいね〜」
 航「フンッ・・・」

 竹内「・・・よし、出来たぞ!」
もはやこの状況など関係なく、熱心に手の込んだ紙飛行機を作っていた者も・・・


 空先生「ほらお前達、静かにしろ〜」





・・・・・





そんなわけで、咲良の独り言がキッカケとなり・・・

日曜日、学校の屋上でお花見が開かれることとなった・・・。


 竜馬「・・・・・ムンッ!!」
両手にそれぞれ大きなダンボール箱を担ぎ、
ズンッズンッと屋上への階段を上って行く竜馬・・・

あえてランニングを着ているのは、腕の筋肉を見せるためであろうか。


 彩華「ほらアンタも名前負けしてないで、このダンボール運びなさい」
 虎雄「は、はい;。・・・・・何ですかこれ?」
 彩華「芋」

 虎雄「・・・ぇ?」
 彩華「花見と言ったら焼芋でしょ」
 虎雄「は、初耳です・・・」
 彩華「つべこべ言わず持って上がった上がった!」バシッ!
 虎雄「痛い!;」お尻叩かないで



・・・『屋上』ではすでに多くの者達が集まり
わいわいと準備に取り掛かっている。

 野口「余った材料で作ったテーブルだけど・・・なかなか良い出来だろ?」
 岩崎「キミの金銭感覚を少しは見習わないといけないね・・・」

 竹内「それよりもこれ!、“はやかぜ”のパーツじゃないですかぁ!!」
 野口「だってウチ、航空兵いないだろ?」

 竹内「僕ですよ僕!!」
 岩崎「“かっこ仮”でしょ?、キミは指揮車の運転の方が向いてるよ」
 竹内「何言ってるんですか!!、僕だってねぇ・・・」


そんな中でも・・・

 真央「・・・そう、それは良かったわね」
右手の人差し指に小鳥をとまらせ、その小鳥と会話するマイペース不思議少女

 愛梨沙「ちょっとアンタも手伝いなさいよ!!」
 尚也「真央は分は俺がやる」

 愛梨沙「きぃーーーーー!!」足ダンッダンッ!


 乃恵留「・・・愛梨沙、荒れてるわね〜・・・;」
 百華「フフフ・・・今度、私が佐藤くんを篭絡してあげようかしら・・・」
 乃恵留「やめたげて;、冗談に聞こえないから・・・」




 亜美「・・・小隊長殿ぉー!、お団子たくさん買ってきましたよぉー!!」
【甘味処「岸屋」】の紙袋を持った亜美が
屋上に上がってくるなり、手を振って声を上げる

 咲良「アハ!♪」
パァーっと笑顔

 亜美(くぅ〜〜〜!!、その笑顔を見たかったんです!!!b)

 空先生「せ、先生のおごりだからな!」
亜美の後ろにいる空先生が慌てて一言付け加える・・・

 乃恵留「そういう事言うから先生モテないのよ」
 空先生「なっ!?;」

 航(・・・・・何で僕も恥ずかしくなるんだ・・・・・?;)



 咲良「・・じゃ〜後はお弁当だけね・・・」

そのタイミングで・・・

 葉月「お待たせー!!」
葉月と食堂のおばちゃんが何重ものお弁当を持って到着。



・・・



一同が揃ったところで、咲良による挨拶。

 咲良「・・・え、えぇ〜では・・・我が青森第108警護師団・・」
 乃恵留「堅いわよー」
 愛梨沙「そーだそーだw」

 亜美「コラー!、小隊長殿が今お言葉を・・」


 咲良(あぁ〜ダメだ;、コレごちゃごちゃになるパターンのやつだ・・・;)


 咲良「・・か、乾杯っ!!!!!」
強制的にその場を締める咲良


 空先生(それが正解だ。立派になったな・・・石田(TvT)b)



・・・



それぞれ好きなように花見や食事、会話を楽しむ・・・

 乃恵留「ほ〜ら、ハル・・そんなところで一人ゲームしてないで
     こっちに来なさい」
 遥「のえる姉さん・・・」

 愛梨沙「にししw、これ遥の分」
紙皿に分けられたお弁当を手渡す・・・

 遥「あ、ありがとう・・・」
小さく微笑んでそれを受け取る遥



・・・



 咲良「・・・本当・・凄い綺麗・・・・・」

屋上から見渡せる、遠方の山桜に目を輝かせる咲良

 亜美「はい!、小隊長殿とこの桜が見れて私・・
    すっごくすっごく嬉しいです!!」
 咲良「フフ(^^)」

そんな興奮気味の亜美が、足元にあった“何か”を蹴る感触・・・

 亜美「・・・?」

目線を向けると、咲良もそれに釣られる・・・

 咲良「なんだろ・・・コレ?」
 亜美「・・・・・炭・・・ですね」


2人の頭に同時によぎったのは、雪だるまの顔・・・


 咲良「・・・そっか・・・あの子溶けちゃったんだね・・・」

 亜美「・・また冬になったら会えますよ・・・(^^)」

 咲良「うん、そうだね(^^)」

そっと、炭を手すりの下に戻す亜美・・・・・。




吹き抜ける春の風が、桜の花びらを運ぶ・・・




 咲良(これからもここで続いて行くんだ・・・
    亜美と・・・みんなと・・・・・――――――――――――――――)





この後、春っぽい曲とか脳内再生よろしくお願いしますww。

あんまゲームで絡んでないキャラとかもいるし
アニメの記憶も結構風化してるから全キャラはやっぱ大変だった(@@;)

でも気付いたのは乃恵留の使い勝手の良さ!!

こういうタイプは話を回す時に凄い助かるb
もぉウチの副隊長確定だな(亜美は相方)


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by: へろ
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